Runner's High ~Asia Trail~

アジアでトレイル、マラソンをするブログです

Penang Eco100 レポート(2)

元気です。

Penang Eco レポート(1)につづいて、Penang Eco レポート2つ目です。

trailasia.hateblo.jp

 

翌日目覚めたのは7時過ぎ。まだ隣の人は起きていないようだ。そそくさと準備をして、チェックアウトした。12日夜は夜通し走る予定だったので、ホテルを取っていなかったのだ。服の着替えやパソコンなど、トレランに必要ない荷物をホテルに預けホテルを出る。ホテルに朝食は無いので、ペナン島内を歩いて麺を食べに行く。

 

youtu.be

 

 

んで麺がうまいという店に着く。

Hong Kee Wan Restaurant

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www.tripadvisor.jp

 

麺を頼む。

すぐにくる。流石に早い。

 

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さっぱりした味。麺は細めでコシがある。スルスル食べられる。5分で完食。確か7リンギット(210円)だった。

 

少し食べたりないので、すこし歩いているとインド系のおじさんがナンのようなものを焼いている。うまそうなので、頼む。

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ナンのような生地にバナナを入れてバターで焼き上げたもの。

練乳がかかっていて甘ったるい。まぁ走る前のカーボローディングにはいいのかな、、想像通りの味。7リンギットくらいかな。

 

レース前の食事は失敗をしたくなくて、自分の中でイメージのある味とか料理を選んでしまっているな-と思う。本来旅行に来たら、自分の知らない味や料理を楽しむのが醍醐味の一つのはずだ。だけど、知っている味の料理を選んでいるなと反省というかもったいないことをしているような気分になる。でも、明らかに下に合わない料理を食べてレース前に体調壊したりするよりは良いかも。レース終わったら食べてみよう、などと考える。

 

トレイル会場に向かうためのバス乗り場にそろそろ向かおうかと歩いていると、トレイルランの格好をしている女性から声をかけられる。「行くなら一緒に行かない?」と。ペナン島の繁華街のジョージタウンからバス乗り場に指定されているクイーンズベイショッピングセンターはざっくり10kmくらい。タクシーでの移動だ。

Grabで20リンギくらいだろうから、割り勘出来ると助かる。「OKOK!」と答えて、Grabを呼んで一緒に乗り込む。女性はチリチリ頭がチャーミングなオランダ人のマリエケ。ベトナムホーチミン在住なんだそうだ。ホーチミンプノンペンと同じく山が少ないが、100kmは何度か走っているそうだ。ロードのマラソンもそこそこ出るのだそうだけど、トレイルがメインなのだとか。去年出たVMMの話で盛り上がる。

 

車はクイーンズベイについて待ち合わせ場所のスターバックス前で降りた。時間はまだあるので、スタバでお茶することに。トレイルの格好をしている人が数人いた。

僕はデカフェを頼む。普段からコーヒー好きでデカフェなんて飲まないのだけど、京都マラソンで朝コーヒーを飲んでしまいレース前からレース前半トイレに行きたくなってしまった経験からカフェインは抜くことにしていた。

カフェインはカーボローディングを始める、レースの2日前から抜くのが良いようである。

 

 

10時50分位になると一台の乗用車が泊まる。小さいワゴンにランナーらしき人が群がる。スタバにいた僕らも乗るために向かう。やけに小さいワゴン。たぶん6人でぎゅうぎゅうになってしまうような車だけど、そんな小さいワゴンは3台位来ていた。

 

ワゴンに乗り込む。めっちゃ小さい。でもこれで向かうそうだ。

 

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 車内。

 

 

足を縮こませてのる。しんどいなぁ。行きのバンはGrabで良かった。

途中、Iconic Hotelでまたランナーが乗り込んできて会場に向かう。横に座った日本人ランナーと話す。北村さんといって、KL在住のランナーらしい。

 

今回Penang Ecoに参加する日本人ランナーでメッセンジャーグループを作っていた。僕のところに、初参戦の方から連絡をもらい、他に参加するランナーの方と「情報交換グループ」を作ったのだった。これは結構良かった。細かい情報を交換出来たし、仲良くなって、レースの後打ち上げも出来た。

 

北村さんの事は、そのグループですでに情報共有されていた。海外では日本人が固まるとはよく言うが、言葉がわからない状況での情報交換は貴重なものだ。

 

会場に着く。中華系の学校らしく、校庭にテントが張られている。Mariekeさんと写真を一枚。

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会場が賑わってくる。

着替えて、体育館で荷物の確認とチップを受け取る。

 

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今回の僕の装備は下記

 

・ソフトフラスク1本

・ハイドレーション

・ジェル10本(うち5本はソフトフラスク)

・塩熱サプリ30コ(半分は預け)

ザバスピットインゼリー10こ(半分は預け)

・ほかエネルギージェル8本(半分は預け)

・ホイッスル

・ライト2コ

・予備電池単四 6本

・エマージェンシーブランケット

・ジャンパー

・財布、パスポート

・ポール(預け)

 

エイドは10kmに1箇所あるので、そこまでジェルはいらないかなと思ったが、多めに持ってくることにした。塩熱サプリは5kmに1コ食べようと決めていたので、予備含めて30個。

 

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道具確認が終わり、説明が始まる。マイクがエコーがよく効いていてあまり良く聞こえない。

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説明が終わりぱしゃり。

 

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スタート前に日本人4人で写真撮影。

右上がベトナム在住山本さん、左下が日本から参戦の入間川さん、中央でしゃがんでいるのがワゴンでおとなりになった北村さん、そして一番右が僕。

 

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割と早めに並び始めたので、前の方を陣取れました。

そして、スタート!

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スタートして、ズラズラと並んで走っていく。

CP1はまでは10km。とにかく7Min/kmをオーバーしないようにゆっくり走るように意識する。途中6:40くらいになってしまって、ペースを落とす。

 

前半はとにかくゆっくり走ろう、という意識で走る。この辺の記憶は走り終わったときにはあまりないので、詳細には書けない。

CP1はコースから一本入ったところにある。エイドには水・氷・オレンジ・スイカ・塩・TrailWildというスポーツドリンク・パン・クッキーみたいなお菓子などがある。

コーラがあるのはありがたかった。ペットボトルをコーラに入れ替える。

 

CP2に向かう。CP2の記憶もあんまりない。ヤシが生えている林をスイスイ走った記憶がある。

 

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時間的にこれはCP2とCP3の間に撮ったもののはず。

CP2までで水が大分余っていたので、ハイドレーションの水をリットルだけにする。塩を入れてコーラを流し込む。ちょっと休むとスッキリする。まだまだ元気だ。

 

CP2をでる。たしかこの区間がめちゃくちゃ暑かった。ゆっくり走っているけど走るだけで肌全体が燃えるような焼けるような熱が吹き出てくる。

塩飴なめながら、ゆっくりを意識して進む。Angkor Trailと同じような直射日光。この区間は遮るものがなく、本当にきつい。エイド前でハイドレーションの水が切れて焦る。

 

CP3につく。道端のエイド。クラクラするぐらい暑い。氷水をかぶる。体にかける。

順位をオンタイムで見れるサイトで順逸を確認する。北村さんがかなり上位で走っている。僕は30位くらいのところだった。思ったより上に来ていると思った。

 

時間はもう18時近かったたので、ここからはそんなに暑くならないはずだ。CP3を出たらすぐに岩山を少し登る。

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ドローンが飛んでいて、それを眺めていたのを覚えている。その写真を撮られたのかも。

足の状態も悪くないし、体もきつくない。でもムリは禁物。とにかくゆっくり!を意識して走る。

CP3からだんだんと暗くなってくる。ヘッドライトを準備する。薄暗い中だと目印のマークが非常に見つけにくい。とくにここの区間は見つけにくかった気がする。

 

 

CP4は山の上のお寺みたいなところにあるエイドだった。やや疲れを感じたので、ゆっくりめに休む。パンとバナナを食べてコーラを飲む。コーラが嬉しい。

ソフトフラスクに入れたジェルは半分くらいしか減っていないのもコーラのおかげだろう。砂糖入りカフェイン飲料、バンザイ!

CP4を出る。次はスタート地点に戻るはずだ。足が大分だるくなってきている。後半大丈夫だろうか?

CP4を出るとほぼ暗くなっていて、もうライトの明かりと道を照らす反射板を頼りにするしかなくなる。僕が持っているライトは2つあり、一つはメインに頭に、もう一つは腹につけていた。それでも少し明るさが他の人よりも足りなかったが、反射板も見えるし、問題なく走れていた。

高速道路の脇を走ってだんだんと街に近づいていくのを感じる。最後はヒューム管(土管)の中を走ってCP5へ。足はビチャビチャになってしまった。

 

CP5到着。飯を用意してくれていてとにかく食べる。ごはんと鶏肉料理。

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鶏肉は味付けはうまいけど胸肉ともも肉が入り混じっていて胸肉はモサモサで食べにくいし、もも肉は細かい骨が多い。つまりどっちも食べにくかったがとにかく完食。

 

 

股は股擦れみたいになってしまったので、ランパンからスパッツに履き替える。医務室でワセリンを貰おうとしたけど、ワセリンが無く、別の薬を塗ってもらう。ソックスもロングからショートにする。ジェル類も補充。ポールを持つ。メインのライトが暗いので、電池を変える。でも電池を変えた後からライトの付き方がおかしくなってしまった。「ん?これ大丈夫だろうか??」何度かカチャカチャやっているうちに普通につくようになる。でも3段階のうちの一番明るいライトがつかない。

ちょっと不安になるも、一応問題ない明るさはあるので、良しとする。

この判断があと怖いことになるとはつゆ知らず、、、

 

CP5では横になったり、談笑したりと1時間近く時間を過ごす。

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そして、地獄の後半戦がスタートするのである。。。。

 

13日編に続く。。。